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風に揺れるススキの光景

冬の風は冷たいですが、晴れた昼間は日差しが暖かく感じます。
秋~冬は夏と比べて昼でも太陽が低いので、ななめに差し込んだ光が植物にあたって明るくかがやいてみえます。

さて、今回は太陽の光に当たってひときわ輝いて見えたこちらの植物を紹介です。

きらきらと穂がかがやいているススキです。
小学生でも見てすぐに植物名を言えそうですね。

各季節について植物を学習する小学4年生の理科でも数回登場します。

ススキはイネ科ススキ属、日本に古くから生えている植物で、秋の七草の1つでもあります。
イネ科といえば、ムギやエノコログなど細長い平行脈の葉が特徴で、見た目が似ています。

イネ、エノコログサ、ススキをならべるとこのようなかんじです。

葉の形状が似ていて、道端に生えている植物でもなんとなくイネ科なものは区別できそうです。
ススキはヒトの背丈かそれよりやや高いくらいにのびて、エノコログサなどと比べて大きく見えます。

花がさいていも花びらをつけないというのはイネ科共通ですので、いつ花がさいているのかというのはわかりにくいものです。ただ、イネよりも高いところに目立つ穂をつけているので、9~10月につけている穂はだいたい花をつけています。花びらはありませんが、おしべがところどころに下がった状態になっています。

そんなススキですが、「冬の植物」の単元でも登場します。
教材には「ススキは、地下のくきの先に小さな芽をつけて」とあります。
ススキは立派な穂をつけて、その先に綿毛をつけた種子をつけるので、タンポポのように綿毛が風にとってとびます。
種子はつけるのですが、公園などにはえているススキは種子から発芽ではなく、すでに生えているススキが毎年地下茎で冬越しをして翌春またのびてきています。

ススキの生え方の特徴として、かたまりになってたくさん生えているのが一般的です。
おそらく、皆さんがススキを見かけるときも、ヒマワリのように1本だけのびているような光景はないのではないかと思います。
地面の下で地下茎がつながっていて、地下茎からでた複数の芽が成長するので、かたまった状態でたくさん生えることになります。
新しくススキを植える場合は、種子よりも、すでに生えている部分を植え替えるいわゆる「株分け」が効率よく育てられます。

ススキは公園では刈り取られて地下茎の部分だけ残されるところもありますが、冬でも穂が残っている場合もあります。
皆さんのまわりにもススキは生えていますでしょうか。

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