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秋と冬のヒガンバナ

すっかり寒くなってきて、落葉樹は葉を落とし、冬らしい光景になってきました。
日の入りがはやいので、植物を見てまわる時間も限られてきます。

植物について注目するのはやはり花が咲いているとき。
花のみつを集める昆虫も、花が咲いているのを見つけて飛んできますから、冬になると昆虫の姿もあまり見なくなってきます。

小学4年生の理科では季節ごとに植物の様子を学習していきますが、春から順番に学習してきましたので、冬について学習して1年間をしめくくることになります。

今回はこれまでもとりあげてきたヒガンバナについてです。

ヒガンバナは9月下旬頃に特徴のある赤い花をつけることで注目されます。
公園、神社などいろいろなところで見かけたのですが、今はどうなっているでしょうか。

地面からまっすぐにのびた茎の先に花をつけています。
茎には葉がまったくついていないのもヒガンバナの特徴です。
花がひらくと、全体的に赤いので、いくつの花をつけているのかがわかりにくいですね。

つぼみの状態を確認してみましょう。

こちらがつぼみです。
花の付け根から5つに枝分かれをして、それぞれに花をつけているのがわかります。
つぼみが開きかけて、花びらやおしべが顔をのぞかせています。

花が咲き終わると?

教材には「花がかれたあとに葉がのびてきます」とあります。
花が咲いていた場所に行ったら、あるのでしょうか。

ということで、秋にヒガンバナが咲いていたとおもわれる場所です。
何も気にしなければ、ただ雑草が生えているだけ、に見えます。
地面から細長い葉が何本もたてにのびている、その植物がおそらくヒガンバナです。

ヒガンバナは球根ですから、球根を掘り起こさない限り、何年も同じ場所に花をつけます。
皆さんのまわりで、ヒガンバナが咲いているのを見た、という記憶がありましたら
ぜひ、今どうなっているかその場所を見てみましょう。

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