桑名正和(くわなまさかず)

『くわな先生の理科のはなし』

2022.08.05

 街の中でも元気にモンシロチョウやアゲハが飛んでいる光景を目にします。

 チョウがとんでいるということは、どこかに卵があって、幼虫がいて、やがて成虫になっているということです。卵や幼虫は植物が多い草原や山にでも行かなければ見えないようにも思われがちですが、けっこう街中にもいるものです。

 街路樹に紛れてアゲハが産卵するミカン科のなかまが生えていることがあります。普段何気なく通りすぎる道、多くの通行人が目をとめることもなく通り過ぎる道ですが、ふと足を止めて植物に目を向けると色々見えてくる世界があります。ぱっと見ただけでは何もないように思えますが、1分くらいながめていると、次々と発見が。

 ということで街路樹に紛れたミカン科の写真です。実にたくさんのアゲハの卵があるのですが、みなさんにはいくつ見つけられましたでしょうか。最低でも5つは見つけてほしいです。幼虫はかなり食欲旺盛で、ものすごい勢いで葉を食べていきますから、こんなにたくさん卵からかえったら大丈夫だろうかと心配になります。

 ここで、アゲハに関する中学入試に必要な知識を少し。

 アゲハが食べるミカン科の植物はいわゆる柑橘系としておなじみの果物のほか、カラタチとサンショウがよくでてきます。うまれたばかりの幼虫は黒っぽい色をして鳥のふんと見間違いやすいような見た目、成長していくと緑色になります。4回脱皮をして5齢幼虫になり、そのあとさなぎになります。

 チョウはよく晴れた昼間に飛んでいることが多いですが、太陽の紫外線を反射したときの光り方がオスとメスで違い、雌雄の判別がお互いにできるとか。人間の目とは違った世界が広がっているようです。

 ところで、上の写真、アゲハの幼虫も1匹かくれているのですが、見つけられましたか。

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