黒田裕史(くろだひろし)

「復文」で自分の弱点を見つけよう

2023.11.02

今回は「復文」という学習方法をお伝えしようと思います。学習効果が高いのでぜひ活用してみてください。
即効性はあまり高くありませんが、継続することで確実な英語力を身に着けることができると思います。

まず、「復文」学習の方法をお伝えします。

①英文を和訳してみる
一旦、自力で訳してみます。その後、分からなかった単語のチェック、文法事項の確認を行い、英文の理解に努めます。辞書・単語帳・教科書・参考書などを活用して学習しましょう。

②訳を英語に「復元」する
元の英文を見ずに和訳だけを頼りに英語に直してみます。この際、分からない部分などはそのままにしておきましょう。

③元の英文を見て答え合わせをする
間違った部分やわからなかった部分を赤字で訂正していきましょう。

このような方法で学習してみると、以下のようなことに気づけます。

■「分かったつもり」のあぶり出し
英文を見ている段階では気づけない、理解していると思っていた英文法や書けると思っていた単語・熟語などに気づくことができます。実際に書いてみると、その効果はてきめんです。
■自分の弱点を知れる
一見、ケアレスミスなどと簡単に片づけてしまいがちなミスも、この複文をしてみると、「動詞の変形がうまくいかない」「不定詞が弱い」など、具体的に自分の弱い部分を知ることができます。そうすることで、ピンポイントに弱点を克服する学習に結び付けられます。
■英作文の力を高められる
復文する際には、名詞の単複・時制・文構造、そして実際のつづりなどに注意しながら学習を進めることになりますので、英作文を書く際に注意するべき点を常に注意しながら学習をすることができます。

ということで、有意義な学習法ですので、ぜひわかっているはずなんだけれど実際には書けないという場合に活用してみてください。弱い文法単元で集中的に行ってみるのも効果的です。但し、「復文」は非常に根気のいる学習であるとも言えます。“継続は力なり” めげずに一歩ずつ着実に進めていきましょう。

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