2026年中学入試問題 栄光リンクスタディ エキスパート講師はこう見る!
37【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月14日(水) 20:53
1/12 佐久長聖中東京入試① 理科
[1] 電熱線の発生する熱
[2] 水溶液の性質と中和
[3] ヒトの呼吸量
[4] 圧力について
[5] 小球の運動に関する実験
[1]は電熱線の発生する熱の実験で、乾電池と電熱線のつなぎ方から発熱量を求める問題でした。
計算も必要ですが記号で答えるものが多く、回路と電流の大きさを正しく理解できていれば正解にたどり着けました。
[2]は水溶液の性質と中和の実験から液性を答える問題でした。
[3]はヒトの呼吸量についての問題で、計算が中心でした。
計算自体は基本的なものなので割合の計算を早く正確に解いていく力が必要です。
[4]圧力についての出題で、前半は圧力の計算、後半は大気圧に関する問題でした。
大気圧についてに知識が必要なだけでなく、トリチェリの水銀柱から大気圧を求める計算もあり、トリチェリの水銀柱は正誤が分かれたでしょう。
[5]小球の運動に関する実験で、斜面高さと水平面上小球の速さの関係を表から求めさせる問題です。
非常に出題が多い問題なので高さと速さの関係を知っていた受験生もいると思います。
実験結果から考えさせる出題が中心ですが、どれも代表的な問題が中心なので、多くの受験生は過去に解いたことがあったでしょう。
合格のためには過去問演習をはじめとした、日々の学習を大事にしていくことが重要です。
36【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月14日(水) 20:53
1/12 栄東中東大特待 理科
[1] ばね・てこのつりあい
[2] 状態変化・熱の移動
[3] こん虫
[4] 大地の変動(地層)
例年通り、物理、化学、生物、地学の順の大問4問構成で出題されていました。
[1]は自動車のサスペンションについて、ばね・てこのつりあいから計算していく問題でした。
自動車のサスペンションといったなじみのないものからの出題ですが、ばね・てこのつりあいの理解を正しくできていれば正解にたどりつけました。
計算の値も複雑ではないので、与えられた状況を正しく考察できるかが重要です。
[2]は状態変化・熱の移動についての問題で、前半は知識、後半は熱量のジュールについての計算問題が中心でした。
ジュールの計算は桁も大きく割り切れない問題もあったので、途中式を書いたり計算を速く正確に解くなどの計算力も必要でしょう。
[3]はこん虫についての問題で、植物の葉の硬さがチョウの成長にどのような影響を与えるかを調べる実験から出題されていました。
実験結果を正しく読み取りそこから考察できることを選んでいく必要があるので、日ごろから多くの実験観察問題に触れ考察力を磨いていくとよいでしょう。
ここは時間をかけてじっくり思考することが正解へのカギでした。
[4]はボーリング調査と、水の流れる速さと水の働きの関係(ユルストローム図)から大地の変動を読み取っていく問題でした。
多くの受験生にとってはどちらも馴染みのある問題ですので、ここはミスをしないで点を取りきりたいところです。
受験生にとっては初めて見る問題も多く戸惑う問題もありますが、問題の指示や誘導を正しく理解できると正解にたどり着ける問題となっております。
基礎から応用まで幅広く出題されており、基礎を素早く解いて、データを読み取る問題に時間をかけて正しく読み取れるかが合否を分けることになるでしょう。
35【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月14日(水) 15:45
1/11 獨協埼玉中① 理科
[1] 小問集合
(豆電球の回路、光の反射、ばね、浮力、熱の放射、食物連鎖、消化器官、地層)
[2] 地震
[3] 気体の性質
[2]は2025年7月に発生したカムチャツカ半島付近の地震をもとにした出題でした。
1年間におきた主な地震は、「栄光ゼミナール2026年度中学入試用重大ニュース」を用いて学習しています。
カムチャツカ半島付近の地震と、それに伴って津波警報が発令されたことも学習済でした。勉強したニュース内容が出題されるのはうれしいものですね。受験生の皆さんも「勉強したあの地震だ」となったのではないでしょうか。
[3]は水素、メタン、エタノールが燃焼したときにできる水と二酸化炭素の重さの表をもとに計算する問題、バイオ燃料に関する問題がありました。
34【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月14日(水) 15:08
1/12 浦和実業学園中 理科
[1] 振り子の周期の実験
[2] 飲み物の容器の分類
[3] 植物の一生
[4] がけの観察と地層の様子
物理、化学、生物、地学から大問が1つずつの大問4題構成で、各大問1つの実験結果や文章・図などを読み取って考えさせる問題でした。
[1]は振り子の周期の実験から振り子の周期の規則を考えていく問題で、大問の最後にはフーコーの振り子が出題されておりました。
フーコーの振り子とは地球の自転を観測するために用いられる大きな振り子のことで、国立科学博物館や私立中学校でも設置されている学校がある振り子です。
[2]は飲み物の容器を性質ごとに分類していく問題でした。
金属の性質や物体の密度、メスシリンダーの使い方など広く知識が問われてました。
[3]は植物の一生に関する文章で、そこから植物のつくりや働きを問う文章でした。
1月10日の入試と同じ単元の出題でしたので、両方とも受けた生徒にとっては見覚えのあったのではないでしょうか。
[4]はがけの観察と地層の様子から、地層や岩石の知識について問われていました。
実験結果や文章・図などを読み取って考えさせる問題が中心ですが基礎知識を問う問題も多く、日々の積み重ねが合格へ導いてくれるでしょう。
33【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月14日(水) 11:57
1/10 淑徳与野中 医進コース特別 算数
大問1 計算問題・数の性質
大問2 平面図形・立体図形
大問3 和と差・食塩水・規則性(数表)
大問4 速さ
大問5 図形の回転移動
大問6 立体図形(切断)
大問1:計算と一行問題の計3題。(2)は部分分数分解。知識問題だが、分子を分母の差で表しているので知識として知らない受験生に対しても親切。
大問2:角度、長さ、面積で4題。(3)は定番の知識問題。4つ組み合わせて正方形を作りましょう。
大問3:標準的な文章題が4題。テキスト学習をきちんと頑張ってきた受験生なら問題なく解けるレベル。
大問4:淑子さんと徳子さんの姉妹が飼い犬を散歩するために家から学校を往復する。丁寧に整理して考えましょう。
大問5:ルーローの三角形の回転移動。ほぼ毎年どこかの学校で出題されているので、これも知識として持っておきたい。マンホールのふたとして使用できる最も面積の少ない図形です。
大問6:立方体を64個積み重ねて大きな立方体を作り、それを切断する。立体の切断問題としてはわかりやすいレベル。
どの問題も難しすぎず易しすぎず、広い単元からバランスよく出題されています。だからこそ知識的な問題についての経験がものをいう。普段から様々な問題に取り組んで、解き方、考え方をきちんと腑に落とす。そういった学習こそが大切です。
32【最難関中学受験算数科】小島 和仁 2026年01月13日(火) 21:41
1/12 開智中② 算数
今年の開智中①とほぼ同じ平面図形が出題されています!(しかもだいぶ難易度が下がっている)
この回次は、今までと比べると圧倒的に解きやすい問題で構成されています。
逆を言えば、こういった問題だと高得点勝負になりそうですね。
非常にスタンダードな問題なので、
大問2 ダイヤグラム
大問3 正方形の平行・垂直分割(開智中① 大問3も併せて)
大問4 整数の書き出し
どれも完答・解けるまで解き直しをしたいところ。
次回に向けて復習をしっかり行っておきましょう。
31【最難関中学受験算数科】小島 和仁 2026年01月13日(火) 21:33
1/12 開智中 算数特待 算数
大問2 始点のちがう2つの動点の旅人算です。創発特待の大問4にも似た問題が出題されていました。
開智中はほかの回次を受けたことがちゃんと生かされる場面が多く、複数回受験の恩恵を非常に感じ取れる問題構成になっていますね。
さて、今回の旅人算ですが、最初はとても数字の煩雑さが気になります。
距離もしくはかかった時間が分数・小数になってしまったり・・・
しかし、正しく旅人算の式を立てると、実はとてもきれいな答えになる問題になっています。
大問3の平面図形、大問4のニュートン算どちらも重く難しい問題なので、
ここをキレイに解けたかどうかが、合格のカギになっていそうです。
1/11 開智中 創発特待A 算数
ほかの回次と同じ大問4つ構成なのですが、難易度が桁違いに上がっていますね。
大問2
6と9を対称の図形と見立てて考える問題です。
前半と後半で問題の性質がガラッと変わるので、ここをうまく切り替えられたかどうか。
⑴⑵ は{0,6,9}で作ることのできる6ケタまでの数字が何個あるか、の問題。
つまり、【変則N進法】ですね。
⑶⑷ からは、対称性を持った数字を書き出す【場合の数】になっています。
2ケタと3ケタ、4ケタと5ケタの数字で法則性があることに気づいてほしい。
こういった書き出しの問題は、ほかの学校でも出題されそうですね。
ここに{8}を加えて、さらに複雑化させても面白そうです。
29【最難関中学受験算数科】小島 和仁 2026年01月13日(火) 20:52
1/10 開智中① 算数
開智所沢中も含め、今年も多くの受験生が挑んでいますね。
気になった問題をピックアップして紹介していきます。
大問4 螺旋(らせん)状に数字を並べた【数表の問題】です。
この問題に一度触れたことがあるかどうかで出来具合が大きく変わるでしょう。
数表を考えるうえで「平方数」に注目するのはセオリーですが、
偶数と奇数でそれぞれ法則性(並びの位置)が異なるという問題です。
昨年もいろいろな学校で出題・使用された「2025=45×45」を、しばらくは活用することになりそうです。
少し話がそれますが、螺旋状に並ぶと素数にも規則性が見えるそうですよ。(ウラムの螺旋)
興味があれば調べてみましょう。
28【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月13日(火) 19:57
1/11 栄東中Ⅱ 理科
[1] 電気の利用、発電や蓄電
[2] 水溶液の性質
[3] 植物(グリーンアスパラとホワイトアスパラ)
[4] 気象現象(天気図と気圧配置と前線など)
例年通り、物理、化学、生物、地学の順の大問4問構成で出題されていました。
[1]プロペラの回転数についての問題で、手回し発電機やコンデンサー、発光ダイオードなどを使って実験を行い、発電と蓄電について考えさせる問題でした。
文章を読み取り実験結果から発電と蓄電の決まりについて考える問題で、文章を丁寧に読み解いていく力が必要です。
[2]水溶液を実験によって分類していく問題で、多くの受験生は過去に何度も解いたことのある問題でしょう。
水溶液の性質を正しく理解したうえで、実験結果を整理していくことで正解にたどりつける問題なので、総合的な知識を基に速く正確に解いていきたい問題です。
[3]グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いについて実験結果から考察していく問題ですが、前半はアブラナ科の植物や種子の発芽の知識を問われていました。
アブラナ科の植物はダイコンやキャベツ・ハクサイなど冬に見かけるものも多いので、日ごろから野菜の仲間分けについて興味を持つのが学習の助けになります。
[4]天気図からいろいろな気象現象について問われており、集中豪雨や温暖前線、気圧やフェーン現象など天気予報で耳にする用語について図から考える問題でした。
教科書だけでなく日々天気に興味を持つことが攻略のカギになります。授業で学んだ知識が実際にどのような気象現象を起こしていくかを天気予報や日々の生活の中で学ぶ力を養っていきましょう。
実験結果や観察結果から思考させる問題が多くありますが、各大問の前半は基本的な知識について問われているものも多いので、知識について速く正確に答えたうえで文章や実験結果を読み解くのに時間をかけていくといったことができると合格へ近づいていけるでしょう。
27【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月13日(火) 17:44
1/12 大宮開成中(特待生選抜) 理科
[1] 光合成
[2] 回路
[3] 気象
[4] 溶解度計算
[1]は植物の光合成や呼吸に関する思考力問題でした。2人の会話文が1ページわたってかかれており、文章の傍線部に基づいて問題が続いていました。光の強さと二酸化炭素の吸収量、放出量のグラフをもとに計算する問題もありました。
[2]は電子回路の実験を行う際のブレッドボードを用いた実験について考える問題でした。
豆電球が光る回路がどれであるか、問題文にかかれている図だけ見ても、わかりにくいので、回路図を完成させて考える必要がありました。
[3]は寒冷前線、温暖前線がかかれた天気図をもとに答える問題、気温と気圧の時間ごとの変化のグラフをもとに天気の変化を推測する問題がありました。
[4]はホウ酸、ミョウバン、食塩、しょう酸カリウムの温度ごとの溶解度の表をもとに計算する問題でした。
[1][2]は長い問題文や説明を理解しながら解き進める必要があるので解答に時間がかかった受験生が多かったのではないでしょうか。一方[3][4]は標準的な内容でとりかかりやすい作りとなっていました。問題全体のどこから解いていくかということも大事です。
26【最難関中学受験社会科】白井 亨 2026年01月13日(火) 16:28
1/12 大宮開成中では、以下のような歴史の並べ替え問題が出ました。
一般的に並べ替え問題というと、複数の短い文を読んでその時代を判断するのですが、この問題に挙げられているのは4枚の写真でした。
その4枚というのが
ア 当時の小渕官房長官が「平成」の文字が書かれた額を掲げている写真
イ ビートルズの日本武道館公演の写真
ウ 赤ちゃんを背負った女性が選挙で投票している写真
エ 当時のオバマ大統領が広島で演説している写真
ビートルズが中学入試の問題に採り上げられたということに、私個人としてはなんだか感慨深いものがありました。でも、小学校6年生の子どもたちはビートルズを知っているのでしょうかね?
オバマ大統領が広島を訪問したのも2016年のことですから、ピンとこなかった受験生もいたかもしれないですね。
25【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月13日(火) 16:26
1/12 栄東中東大特待(算数1教科入試)算数
大問1 数の性質・条件整理・平面図形・展開図・立体図形
大問2 立体図形
大問3 面積(会話文形式)
大問1:(4)は一枚の円を3つのおうぎ形に切り分けそれぞれを(側面の)展開図として考えたときの、円すいについて考える問題。(5)は2023年の麻布中の問題にそっくり。ただ麻布中のような誘導(ステップ)がないので初見の受験生にはちょっとかわいそうかも。(そのかわり見取り図が与えられているのが救い)
大問2:立方体の一点にひもを結び、その移動できる範囲について考える。似たような問題に触れたことのある受験生もいるのでは。正確な作業力、ていねいさが要求される問題です。
大問3:ドットの打たれたノートの中に三角形などを作図して、その中に含まれるドットの数や面積を求めさせる問題。埼玉県の面積を求めさせるのは面白い。
さすがの難易度です。こういった問題を楽しめる受験生こそが合格をつかめたのかもしれませんね。
24【最難関中学受験国語科】水越 玲於 2026年01月13日(火) 16:22
1月12日〈午前〉 浦和実業学園中 国語
[1] 齋藤孝『読書する人だけがたどり着ける場所』
[2] 角田光代『さがしもの』
[1]の文章では読書の効用について、インターネットと比較しながら説明されていました。
1月11日の開智中(創発クラス)でもインターネットとの向き合い方について触れられていましたが、こういった内容の出題が今年も多くなりそうです。
[2]は危篤状態のおばあちゃんのために、本を探し続けるという内容の物語文です。
おばあちゃんが生きている間にその本を見つけ出すことはできませんでしたが、それでも本を探し続けようとする根底にはどのような思いがあったのでしょうか。
また本を探してもらっていながらも、わがままな態度を取り続けていたおばあちゃんはどのような気持ちを抱えていたのか。
物語文の基本である、セリフや行動をもとに心情を読み取る姿勢が求められます。
23【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月13日(火) 16:13
1/12 栄東中東大特待 算数
大問1:一行問題:和と差・食塩水・長さ・場合の数・ニュートン算・平面図形
大問2:平面図形
大問3:速さ(会話文形式)
大問4:立体図形
大問1:難易度は標準~やや難。食塩水、場合の数、ニュートン算などは一般的な頻出問題。対して(2)の長方形の周りの長さに注目した問題は新しい。パズル的で面白い。
大問2:正六角形の各辺を4等分して、新たな三角形を内部に作図させ面積を求めさせる問題。空欄アイウを順に求めることで誘導にのれば解けるようになっています。
大問3:京都アクティブラーニングの際にバスとタクシーを使う中学生、栄くん、東さん、中さんの会話から速さや時間を求める。丁寧に状況を整理して解きましょう。
大問4:直方体の柱9つを並べて立方体を作り、切断する立体図形の問題。(2)は解き方を言葉で記述することも求められています。難関、最難関といわれる学校を目指す受験生には取り組んでもらいたいですね。
22【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月13日(火) 15:36
1/11 栄東中② 算数
大問1 計算、一行問題:計算・逆算・食塩水・割合と比・流水算・数の性質・平面図形・立体図形
大問2 スマホの電池残量(グラフの読み取り)
大問3 平面図形
大問4 数の性質(N進数)
大問5 場合の数(コインの表裏ゲーム)
大問1:一般的な計算と一行問題8問で構成されている。1/10より気持ち取り組みやすい。
大問2:動画視聴の時間とスマホの電池残量についてグラフを読み取る。時代に即したニュートン算的な問題。解き方は水量変化の問題に近いか。
大問3:長方形をベースとした面積と辺の比、相似に関する問題。標準的。
大問4:8進数の問題。(3)のような2026問題は授業で扱ってもらった受験生も多いのでは。
大問5:栄くんと東さんがコインを投げて勝敗を競うゲームの問題。(1)、(2)と解いていく中でヒントを見つけて(3)を解く糸口を見つけましょう。
多くの単元からバランスよく出題されています。次年度の受験生にとっても良い練習になる入試問題です。
21【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月13日(火) 15:36
1/10 栄東中① 算数
大問1 計算、一行問題:計算・逆算・食塩水・速さと比・数列(規則性)・数の性質・平面図形・立体図形
大問2 数の性質
大問3 平面図形
大問4 数の性質(分数)
大問5 水量変化
大問1:一般的な計算と一行問題8問で構成されている。(5)は与えられた規則で導かれる2026番目の数を求める。いわゆる算数的な時事問題。
大問2:2×4×6×…×100という偶数列の積が2,3,96で何回割り切れるかを求める。96をきちんと素因数分解して解くことを理解できているかどうかで差がつく問題。
大問3:正三角形内に与えられた図形の長さや面積の比を求める問題。
大問4:分数を与えられた3つの規則に従って並べていく現場力を図る問題。2026をうまく使っている。
大問5:しきり(と排水口)のある水そうに水を入れていく定番問題。きちんとグラフを読み取って解答を導きましょう。
基本から程よい応用問題まで、良いバランスで問題が作られています。
20【最難関中学受験社会科】白井 亨 2026年01月13日(火) 14:45
1/10 栄東中では、ワーケーションという、おそらく多くの受験生には聞きなれない言葉に関する出題がありました。
もちろん、問題文には「ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語」という説明は書いてあります。その上で、東京にある企業が北海道でワーケーションプログラムを実施するメリットについて考えるという問題です。
テキストに載っている知識ではありませんので戸惑った受験生もいたかもしれませんが、自分がその企業で働いていて、このようなプログラムに参加したらどうだろうというような想像力を働かせてみることで、解答のきっかけはつかめるはずです。
真面目に正面から考えるだけでなく、楽しみながら考えてみるというような柔軟な思考力を養うチャンスは、やはり社会を学び始める小4時の学習に多くあり、実際にリンスタの授業でも生徒たちにそのような投げかけをすることがあります。改めて、低学年での学習って大切だなぁと感じるのです。
19【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月12日(月) 19:22
1/10 栄東中Ⅰ 理科
[1] てこのつりあい
[2] 溶解度計算、中和計算
[3] 人体(汗と体温について)
[4] 星座、星の南中高度
[1]さまざまなてこのつり合いに関する問題でした。
重さのある棒を用いたてこのつりあいの計算、机から板を落下させずにどこまではみださせることができるかという計算が出題されました。後半は裁断機のレバーをおろしたときにかかる力がどれくらいかを計算する問題でした。
[2]前半は100gの水に溶けるホウ酸の限度量の表をもちに計算する濃度などを計算する問題でした。
後半は水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加えていき、水を蒸発させたときに残った固体の重さの関係についてグラフを読み取る問題でした。いずれも、頻出の計算問題で、日頃から練習を積んできた受験生が得点しやすいつくりになっていました。
[3]汗が出る仕組みや効果について、文章をもとに考える問題でした。また、お風呂に入ったさいのカロリーを計算する問題がありました。人体分野ですが、あまり一般的に見かける内容ではなく、きちんと文章を読んでていねいに解く必要があるものとなっていました。
[4]星座は夏の大三角の基礎知識を答える問題、南半球から見た時の見え方を考える問題がありました。
また、後半は栄東中のある緯度から、見える星の高度を計算する問題がありました。
毎年数千人の受験生が受験する栄東中ですが、日頃の学習成果を出しやすい問題が多くありました。[1]のてこの計算や[2]の水溶液計算も解答は記号選択式となっていたので、小数点以下まで細かく計算できる力よりも、およそこれくらいの数字になるというところまで計算をすれば解答できました。
効率よく問題を解き進めることができれば、高得点がとりやすかったと思われます。
18【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月12日(月) 15:49
1/12 開智中② 理科
[1] ばね、浮力
[2] 水溶液の性質、気体発生計算
[3] 植物、昆虫
[4] 水の循環
[1]の前半はおもりの重さとばねの長さの関係について。問1はおもりの重さとばねの長さの関係をグラフを作成する問題でした。問題冊子表紙に「定規類は使用しないでください」とあり、定規を使わずに正確なグラフをつくる力がためされました。
後半はばねにつるされたおもりを水につけたときのばねの長さについて考える問題でした。
[2]はベーキングパウダーの性質について説明文がかかれており、それをもとに考える問題、発生した気体の重さを計算する問題がありました。
[3]はドングリについての説明と、温度をかえて発芽したドングリの数に関する実験結果をもとに考える問題でした。ドングリをつくる植物を選ぶ、双子葉類の植物を選ぶなどの基本知識も出題されました。
[4]は水の状態変化について、変化の名称を答える知識問題、地球上の水循環がどのようにおこなわれるか図をみて説明する問題がありました。
いずれの大問も、基本知識と思考力の両方が出題されていました。まずは基本的な内容をきちんと頭に入れ、そのうえで入試レベルに対応できる力をみがくことが大切です。1月10日の第1回入試とは出題分野が異なっていましたが、基本知識で確実に得点できることが合格にむけて必須な内容でした。
17【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月12日(月) 15:35
1/12 開智中② 算数
大問1 計算、一行問題:計算・概数・過不足算・食塩水・割合・時計算・場合の数・平面図形
大問2 速さ
大問3 平面図形
大問4 数の性質
大問1 基本的な計算問題と一行問題があわせて8題。どの問題も典型的な頻出問題。
大問2 開智さんとその姉、兄との速さに関する問題。標準的なダイヤグラムの問題。
大問3 正方形内の三角形の相似を利用した問題。今年度の開智①の大問3を易しくした問題。
大問4 3けたの整数について、与えられた操作を繰り返し新しい整数を作る。いわゆる現場力を見る問題。
どの問題もオーソドックスなレベルで、テキスト学習にしっかり取り組んできた受験生なら十分対応できる。大問3に関しては開智①の受験に臨み、その問題をしっかり解きなおしていた生徒は解きやすかったはず。
16【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月12日(月) 13:13
1/11 開智中(創発クラス入試) 算数
大問1 計算、一行問題:計算・数の性質・割合・和と差・食塩水・ニュートン算・数の性質・平面図形
大問2 数の性質
大問3 立体図形
大問4 速さ
大問1:計算、一行問題8問で構成されている。難易度は基本からやや応用まで。(7)は2数A、Bの最大公約数と最小公倍数の積がA×Bになることを知っていれば簡単。
大問2:6,9,0の3種類の数字のみを用いた数を『目が回る数』とし、3進数の考え方などを用いて考えさせる問題。確かに目が回る。面白い。
大問3:立体図形の切断。(1)(2)は立方体、(3)では正六角柱を切断する。複数回切断の問題にきちんと取り組んでいた受験生なら十分対応できる。
大問4:速さ。お母さんがしんのすけ君を追いかける。2人が同じ直線上にいるときだけお母さんが加速する設定が楽しい。
全体的にさすがの難易度。算数の好きな得意な来年の受験生にも取り組んでほしい良問がそろっています。
15【最難関中学受験国語科】水越 玲於 2026年01月12日(月) 13:11
1/11 開智中(創発クラス) 国語
[1] 外山滋比古『乱読のセレンディピティ』/安藤昭子『問いの編集力 思考の「はじまり」を探求する』
[2] 寺地はるな『ガラスの海を渡る舟』
[1]は2つの文章を比較する形の問題構成でした。
その中でインターネットの情報や生成AIが人間の感受性や好奇心を奪っているのではないかという問題提起がなされていました。
特に生成AIについては2024年度の昭和学院秀英中でも、生成AIで作った画像はアート作品と言えるかという問題が出題されています。
便利で快適な今の時代をこのまま進めていくのか、あるいはその流れに抗っていくのか…。
答えがあるわけではありませんが、問いかけ続けていくことがこれからの時代に求められそうです。
[2]はガラス工房を営んでいるきょうだいの物語でした。
娘を亡くして骨壺を探しているお客さんに対して、泣かずに前を向くように促す妹と準備が整っていないのに前を向かせようとするのは相手を受け入れる体力がない弱い人間だと指摘する兄。
強さとは何なのか改めて考えさせられる作品です。
14【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月11日(日) 21:14
1/6 長崎日本大中 理科
[1] 人体(血液循環、消化)
[2] 気象、水溶液
[3] 地層
[4] 物体の密度
[1]は人体について、前半は心臓のつくりや消化の流れなど基本的な知識の確認でした。後半は心臓から1時間に送り出される血液量を求める計算があり、その場で考える力が問われました。
[2]は近年話題になっている「線状降水帯」をはじめとする天気についての会話文にひあかれた下線部をもとにした設問に答える形式でした。気温と湿度をもとに部屋の空気い含まれる水蒸気量を求める計算、海水の食塩濃度と同じこさの食塩水をつくるために必要な水の重さを求める計算がありました。
[3]は地層や化石などの基礎知識を答える問題でした。
[4]は印刷用紙のたばの体積と密度を計算する問題でした。問題文の説明が長く、ていねいに読み取る必要があり、また小数第3位を四捨五入する計算が複数あり、計算力も求められました。
知識問題と計算問題が混ざっていたので、まずは確実に知識を正解できる基礎力をつけ、また、計算問題はあとから解くなど、試験時間の使い方も大事な入試問題となっていました。
13【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月11日(日) 17:39
1/11 開智中(創発クラス入試) 理科
[1] ウミガメの性比
[2] 酸とアルカリの中和
[3] 太陽光
[4] 2進数
生物、化学、地学、物理から大問が1つずつの大問4題構成で、各大問1つのテーマについての掘り下げていく問題でした。
[1]はウミガメの性比の問題で、砂浜の温度によってオスとメスの生まれる割合が変化することを読み解いていく問題でした。
表や図を読み取る問題だけでなく基礎知識も出題されているので、基本をいかに取りきるかが大事です。
[2]は酸とアルカリの中和の問題で、工場の廃液の中和処理について考えていきます。
一見すると初見問題に見えて戸惑いますが、基本がしっかりできていれば計算して答えにたどり着くことができるでしょう。
[3]は太陽光についての問題で、夕焼けが赤く見えることについて考えていく問題でした。
直角三角形の相似比や三角形の角度なども考える問題もあり、図をうまく使い答えを導いていく力が必要です。
[4]は2進法と情報処理についての問題でした。
2進法で情報をやり取りしていることが文章に書かれていましたが、2進法と10進法の計算が中心の問題で算数の能力が問われております。
文章や表と図、実験・観察結果などを読み取りそれを基に考える問題が中心ですが、各大問に必ず基本的な問題があるのでそれをいかに取りこぼさないかが大事になってきます。
12【最難関中学受験社会科】萩原 史明 2026年01月11日(日) 17:24
1/6 長崎日本大中の社会は、大問1から大問5までテキストにのっている基本的な知識を問われる問題がほとんどでしたが、大問4と大問5に特徴がありました。
大問4は、お米に関係する歴史がテーマになった文章を読んで解く問題です。
米と日本人とのかかわりが日本の歴史に影響を与えてきたことがわかる文章になっています。
江戸時代に、江戸などの都市部を中心に白米を食べる習慣が広がったことでおこった病である「江戸わずらい」の話など、興味深く読めると思います。
2025年はお米の値段の高騰が話題になりましたが、一読してみるととてもよい学びになるでしょう。
また、大問5は、2025年にちょうど80年をむかえた広島・長崎への原爆投下がテーマとなっており、昨年の平和記念式典での長崎市長による平和宣言の全文がのせられています。
日本の被爆者の全国組織である日本被団協が2024年にノーベル平和賞を受賞したことは記憶に新しいですが、核兵器廃絶に向けた世界の取り組みは中学受験ではとても重要なテーマです。
日本人として、核の問題とどのように向き合っていくべきかを考えるきっかけにしてみるのも面白いですね!
11【最難関中学受験社会科】白井 亨 2026年01月11日(日) 17:01
1/11 開智中では、手紙をテーマにした文章を読んで解く問題が出題されました。
その中から3つ、問題を紹介したいと思います。
・江戸時代の「旗振り通信」についての問題
江戸時代には、望遠鏡を使って旗で合図を送って素早く情報を送る旗振り通信というのがあったという説明をした上で、大阪から江戸に伝わるのに時間がかかった理由を問題となっています。白地図に通信のルートが書いてあるのですが、ここに地形をあてはめることができたかどうかがカギになります。
・日本初の切手のデザインについての問題
当初は花の模様で作成される予定だったのが、より複雑な竜文切手になった理由を答えます。示されている2つの図柄をよく見比べ、切手が金券であることを踏まえれば答えが思い浮かぶはずです。その後発行された切手の図柄には花が用いられましたが、皇室の象徴である菊を用いたことにも同じ目的が含まれています。
・郵送書類の投函についての問題
書類の〆切に「当日消印有効」「必着」と書かれていて、いつまでにその書類を出せば間に合うのかということを書いた2つの文の正誤を判断します。入学試験の出願もインターネットが主流になっている昨今ですので、気にしたことすらない受験生も多くいたことでしょう。
最近の小学生は、手紙どころか年賀状すら出さないということも多いようです。リード文は「入試が終わったら感謝の気持ちを込めて手紙を書いてみたらいかがでしょうか」と締めくくられていましたが、実行する受験生は果たしてどれだけいるのでしょうかね。
10【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月11日(日) 16:21
1/10 浦和実業学園中 理科
[1] 磁石の性質とリニアモーターカーについて
[2] 経口補水液と脱水状態
[3] 植物の一生
[4] 日本の地震
物理、化学、生物、地学から大問が1つずつの大問4題構成で、各大問1つの文章を読み取って考えさせる問題でした。
[1]は磁石の性質の話から、電磁石、リニアモーターカーの話へつなげていく文章でした。
問題は磁石の性質をきちんと理解していれば答えられるもので基礎が問われる問題でした。
[2]は経口補水液と脱水がテーマの文章で、ニュースの記事からの出題でした。
一見するだけでは何を問われているかが分かりづらく、日ごろからニュースに関心を持つと読み解きやすい問題でした。
[3]は植物の一生に関する文章で、そこから植物のつくりや働きを問う文章でした。
花のつくりの「めしべ」、「おしべ」、「花びら」、「がく」がどこにどのようにできるかを決めているABCモデルの問題は苦戦した受験生も多いと思われます。
ABCモデルは花の八重咲に関係しているので、今の時期は八重咲のサザンカやツバキを街中で探して観察してみてください
[4]は日本の地震についての文章でした。
問題は基本的なものが中心だったので、日々の積み重ねが問われる問題でだした。
文章が長く一見すると難しく感じますが、文章に書いてあること問われることは基本的なものが多く、しっかり文章を読み解ける力を養っていくことが攻略のカギになります。
9【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月11日(日) 15:36
1/10 浦和実業学園中 算数
大問1 計算
大問2 一行問題:仕事算・速さ・和と差・規則性・食塩水・通過算
大問3 速さ
大問4 平面図形
大問5 速さ:距離差グラフ
大問6 速さ:点の移動
大問1:計算問題6問。すべて基本的な計算。逆算もなし。
大問2:仕事算、旅人算、つるかめ算…といった基本的な一行問題が6問。
大問3:ここから大問構成。速さの文章題。易しい。与えられた条件からきちんと立式すれば大丈夫。
大問4:正方形8個を組み合わせた長方形の問題。一番小さい正方形の辺が与えられているので簡単。
大問5:距離差グラフを用いた速さの問題。グラフを読み取る力、あるいはダイヤグラム化する力が問われている。
大問6:円周を60等分した点を2点が移動する問題。時計算的な速さの問題。
全体的に基本的な問題で構成されている。速さに関する問題が多いのは学校からのメッセージ?
普段から基礎をおろそかにすることなく、疑問点を後に持ち越さず、ていねいに学んできた受験生が報われる問題といえるでしょう。
8【最難関中学受験社会科】白井 亨 2026年01月11日(日) 15:01
1/10 浦和実業学園中では、いくつかの興味深い問題が出題されていました。
・干支の一覧表から、今年の干支を選ぶ問題
今年は「丙午」に当たる年ですね。他の学校でも、出生率のことと組み合わせての出題などあるかもしれません。
・地震に備えた家具の配置を考える問題。
部屋の見取り図が書かれており、冷蔵庫と本棚がドアの近くに置いてあります。もしこれらの家具が倒れたら入り口を塞がれてしまうので、避難経路を確保するためにどこに動かしたらいいかを図に書き入れます。
・交通ルールに関する問題
「止まれ」の標識がある交差点の正しい通過のしかたを選ぶ問題です。4月から道路交通法が改正され、自転車のルールが厳しくなることを踏まえたもので、これも今後の入試で取り上げられる可能性はあると思います。
・マイナンバーカードに関する問題
4つの選択肢の中から、マイナンバーカードの機能として誤っているものを選びます。実際にマイナンバーカードを自分で扱うことは少ないでしょうから、戸惑った受験生もいたかもしれません。
もちろん、多く問題はテキストの知識がベースになっていますが、このような問題に対応できる常識力も身につけておきたいですね。
7【最難関中学受験国語科】熊部 翼 2026年01月10日(土) 20:59
1/10 大宮開成① 国語
大問2の論説文は「アーバンベア」に関する文章でした。
2025年の今年の漢字は「熊」でしたが、全国的にニュースになる以前からアーバンベアの問題は深刻で、
2023年の市川中の国語の入試でも同じ著者の「アーバンベア問題」について書かれた文章から出題がありました。
共存するか駆除するかの二項対立の思考に陥らず、クマの生活と人が暮らす場所の境界線をどのように管理するか…。
クマ問題に限らず、「二項対立に陥らずに思考する」というのは一つの重要なテーマですね。
入試で選ばれる文章は結果的に世の中の様子を写す鏡のようなものになることも多くあります。
来年以降に受験を迎える皆さんも世の中の動きに対して興味を持てると文章内容に関する知っている言葉も増えていくと思います!
6【最難関中学受験算数科】鈴木 直哉 2026年01月10日(土) 19:12
1/10 大宮開成中① 算数
大問1 計算(計算の工夫)
大問2 一行問題 消去算・仕事算・割合・ニュートン算
大問3 平面図形 正方形の一辺・展開図
大問4 食塩水 取り出した食塩水の重さ
大問5 割合・論理 4教科それぞれの好きな生徒の人数に関する問題
大問6 速さ 距離差グラフ
大問7 立体図形 回転体の体積・表面積
大問1(1)は各位の数字を入れ替えて555と666と777を2つずつにして考えると楽。
大問2の小問4問中2問が仕事算とニュートン算。この単元が得意な受験生にはありがたかった。
大問3(1)は類題に触れたことがあるかどうかで差がつく問題。三角形AGDは正方形、長方形のどちらにとっても半分ということにすぐ気づけるかがポイント。
大問4の食塩水も受験生が一度は触れているタイプの頻出問題。ここは落とせない。
大問5は条件整理と論理。(1)の「必ず正しいといえるもの」を選ぶ問題は、整理力、論理的思考力のある受験生を選別する問題。
大問6の速さは距離差グラフの問題。近年多くの学校で出題されているので、経験している受験生は多いはず。
大問7の立体図形は回転体。体積比、面積比を使いこなせると速く正確に解ける。(解きやすい)
まんべんなく広く多くの単元から出題されている。
この後、複数回受験を予定している受験生は各単元の内容についてしっかり振り返っておきましょう。
5【最難関中学受験理科】桑名 正和 2026年01月10日(土) 18:25
1/10 大宮開成① 理科
[1] 生物の個体数調査方法
[2] 物の運動
[3] 地層、岩石
[4] 水溶液の性質、中和計算
昨年同様[1]生物[2]物理[3]地学[4]化学という順番の4題構成でした。
[1]は広い範囲に生息している生物の個体数を標識再補法を用いて調べる実験についてでした。
どのような生物の個体数を調べるのに標識再補法が適しているかを考える問題がありました。
[2]は転がる球の運動についてでした。押し縮められたばねが戻る力によって転がりだした球が、坂道をどの高さまでのぼるか、あらい床をどこまですべるか、それぞれ表で結果が示されており、それをもとに計算する問題となっていました。
[3]は山のなかに異なる標高の地点A~地点Fまでの地質柱状図をもとに、地形のかたむきがどのようになっているかを考える問題がありました。後半は岩石に関する基本知識でしたので、先に後半から解くと効率よく時間が使えそうです。
[4]は石灰水と塩酸を混ぜたときのBTB液の色の変化と、その後液体を蒸発させて残った固体の重さから、完全中和に必要なそれぞれの水溶液の量を求める計算がありました。後半は酢酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和についてでした。中和反応をさせたあとに液体を蒸発させて残った固体を調べる問題では、完全中和前とあとで残った固体の重さの変化が異なります。グラフをかいて考えてみることで求めるものが見えやすくなります。
ところどころに思考力を要する問題が混ざっていました。時間切れにならないように、解ける問題を確実に解いていくことが大事です。
4【最難関中学受験理科】阿部 克也 2026年01月10日(土) 18:20
1/10 開智中① 理科
[1] 銅を加熱したときの変化
[2] 物体の落下
[3] 血液
[4] ボーリング調査
化学、物理、生物、地学から大問が1つずつの大問4題構成で、各大問1つのテーマについての掘り下げていく問題でした。
[1]は銅を過熱させる実験で、皆さんも中学生になると学校で実験することになると思います。入試問題では実際に中学生になると実験する問題が多く出題されます。
不完全燃焼の計算問題は一見すると難しく感じますが、皆さんが過去に演習したことのある問題とさほど変わらない問題でした。
[2]は物体の落下の問題で、落下と速さについて実験結果から考える問題でした。
落下運動の規則は知らなくても、表から規則を読み解いて考えることができれば正解にたどりつけるでしょう。
[3]は献血したときの血液の数値から、血液成分を考える問題でした。
ヒトの赤血球の数を計算させる問題が出題されています。桁が大きく難しく感じますが、計算自体はシンプルなので式をたてられるかが大事です。
[4]はボーリング調査についての問題で、結果から地下の地面の傾きについて調べる問題でした。
たまに道路などでも行われているものを見かけますね。また、マンションなどの大きな建物を建てるときにも行われます。
一見すると解きにくい問題もありますが、問題文や表・グラフに書いてあることをまとめられれば正解にたどり着ける問題が中心でした。
3【最難関中学受験国語科】水越 玲於 2026年01月10日(土) 18:08
1月10日 開智中① 国語
[1] 漢字
[2] 二字熟語
[3] 仲島ひとみ「言葉の地図を手にいれる」『国語をめぐる冒険』
[4] 阿部暁子「パラ・スター〈side 宝良〉」
[3]の文章では、「母語」と「母国語」の違いについて説明されていました。
対比を用いた説明は定番なので、それぞれの定義を捉えながら読み進めていくことがポイントです。
設問では文学史の知識として「春はあけぼの」で始まる文学作品が問われましたが、作品名が思い浮かびますか?
[4]の文章は、車いすテニスの大会を舞台とした作品でした。
登場人物が障がいを抱えた作品は入試頻出なので、どのように苦悩を乗り越えるのか、本人と周囲の人の感じ方に違いはないかなどに注目しながら読み進めていくことが大切です。
2【最難関中学受験社会科】白井 亨 2026年01月10日(土) 16:28
1/10 開智中では、駅弁をテーマにした文章を読んで解く問題が出題されました。
社会の終了が11:50だったので、駅弁の写真を見ておなかをすかせた受験生もいたかもしれませんね(笑)
その中の1つに、皇位継承に関するものがありました。
資料として、皇室典範の第1条と第2条が示され、さらに漫画『サザエさん』の家系図が示されています。
皇室典範の条文をよく読んで、波平さんの跡を継ぐ可能性のある人を、継承する順位順に挙げていくという問題です。
このように、文章をよく読んで解答を見つけ出していくというタイプの問題は、最近の入試でよく見られるものの1つです。社会科というと、多くの知識を覚えて…というイメージを持たれがちですが、読む力、考える力というのも大事だということですね。
その他にも、コンビニが近接して設けられていることの、温暖化や運転手不足を考えたときのメリットを答える問題や、滋賀県の米原駅が交通の要衝とは言えなくなった理由を、鉄道の路線図から考える問題なども出題されていました。
そうそう。米原駅については、少し前にリンスタHPに書いている私のブログ(https://www.eikoh-link-study.com/shirai241220/)でも採り上げたことがあります。もしよかったらご一読ください。
1/10 開智中① 算数
大問1 小問集合 逆算・過不足算・食塩水・仕事算・単位・分数・数の性質・円の回転移動
大問2 速さ・通過算
大問3 平面図形
大問4 数の性質・数表
大問1はオーソドックスな問題で構成されている。ここでしっかり得点したい。(5)の単位の問題は「里」を「マイル」で表す問題。面食らった受験生もいたのでは。
大問2の速さの問題は3種類の列車についての通過算。ていねいに作図して、ミスなく解きたい。
大問3の図1の問題は今まで取り組んだことのある受験生も多いのでは。正方形が5つ見えれば簡単。
大問4の問題も多くの受験生が一度は取り組んだことのあるタイプの問題。平方数の位置がカギになる。2025=45×45を知っていると少し楽。
全体的に奇をてらったような出題はなく、受験生の努力をくみ取ってくれる良い問題といえます。
