
【夏期の添削②】
中1の皆さんに夏の短歌を課したので、私もサボるわけにはいきません。かといって私の夏は冷房の効いた授業ブースで毎日夏期講習なので、風情もへったくれもありません。なので、私も中学生の頃を思い出して、青春とは思えなかったでも今思い返せば青春ど真ん中だったあのときの夏をお送りします。
夜に履く サンダル軽く 境内で 微笑むキミが 夏の原因
紺の帯 いつもと違う 雰囲気の キミに気づいた 僕に気づいた
先生と 友だちみたいに 会話した 特別な夜 お祭りの夜
モテるため 食べたいものも 我慢する とうもろこしの 未来は不安
いつもより 男らしさを 演出し 友に肩パン する登校日
興奮の 冷めやらぬまま 帰宅して タオルケットに 火薬の匂い