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ポインセチア

紅葉がきれいな時期も終盤にさしかかると、紅葉とはちょっとちがった赤い葉を街中で見かけるようになります。

この赤い葉はポインセチア。
ポインセチアはメキシコが原産のトウダイグサ科の植物です。中央に小さい花をつけています。
鉢植えとして花屋さんでも見かけるので、こじんまりとした植物にみえますが、低木の1種で3mくらいの大きさになります。クリスマス時期に活躍する植物なので公園とかで見かけてもいいような気がしますが、深夜から早朝に0℃近くなる冬や、30℃を超える暑さでも枯れてしまい、日本の気候にはあわないようです。
屋内で適度な環境で育てれば何年も楽しめそうですが、きれいな赤い葉をつけるのも条件があり、光をあてる時間を1日10時間程度に制限すると2か月ほどで赤く葉が色づいてきます。アサガオやコスモスの開花に日光があたる長さが短くなる「短日植物」の条件に似ています。屋内で育てていると、夜遅くまで部屋の電気をつけて明るくしている時間がどうしても長くなってしまうので、葉を赤くしにくくなります。
冬は多くみかけるものの、春夏になるとその姿をほとんど見なくなるのは、育てるのが難しいからなんでしょうね。
家で育てる機会があれば、部屋の温度調節と、光を当てる時間に気を付けて翌年も葉を赤くできるか挑戦してみるのもよさそうです。

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