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サザエさんから学ぶ「親等」の話

第1回 ~サザエさんで学ぶ「親等」について~

みなさん、ごきげんよう。リンクスタディの小島です。

さて、今回は「サザエさん」についてお話します。
私が生まれる前から続いている国民的アニメ。日曜日に放映していることもあり、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

そんなサザエさんを見ていて、ふと気になったことがあります。
タラちゃんがカツオくんのことを「カツオ兄ちゃん」と呼ぶのです。
そしてカツオくんはノリスケさんを「ノリスケおじさん」と呼んでいます。
むむむ?何かおかしいことに気づきませんか?

そうです。カツオくんはタラちゃんの「兄」ではないのです。サザエさんの弟ですからね。
では、正確にはなんと呼べばいいのでしょう?カツオくんはタラちゃんにとっては、「叔父(おじ)」です。つまり「カツオおじさん」なのです。
ノリスケさんは波平さんの妹の子供なので、カツオくんにとっては「叔父(おじ)」ではなく「従兄(いとこ)」になるんです。

まあタラちゃんが3歳、カツオくんが11歳なので、年齢差を考えたらそう呼ぶのが自然ですけどね笑。(にしても24~26歳のノリスケさんを「おじさん」呼ばわりするのはちょっと・・・)

ちょっと気になったので親族の関係性、いわゆる「親等」について調べてみました。
みなさん、一緒に学びましょう。

「親等(しんとう)」とは何か。簡単にいうと、自分自身を「0」としたときにどれだけ間柄が離れているか、を表したものです。それぞれしっかり呼び名が決まっていて、中には初めて聞くものも存在しました。

例えば、カツオくんを「本人」とすると、波平さんとフネさんが「父・母」、サザエさんとワカメちゃんが「姉・妹」、タラちゃんは「甥(おい)」となります。図にはありませんが、マスオさんは姉であるサザエの旦那なので「義兄(ぎけい)」となります。
ノリスケさんは波平の妹の子どもなので、つまりは「従兄弟(いとこ)」となります。イクラちゃんはその子どもだから「従甥(じゅうせつ)」と言うんだって。こういう呼び方があるんですね!

タラちゃんを本人とすると、サザエさんとマスオさんが「父・母」、波平さんとフネさんが「祖父・祖母」、カツオくんとワカメちゃんがそれぞれ「叔父・叔母」。ノリスケさんが「従伯父(いとこおじ)」、イクラちゃんは「再従兄弟(はとこ)」となるんですね。

調べてみると知らなかったこともたくさんありますね!

それでは来週もまたみてくださいね!ジャン・ケン・ポン!

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