桑名正和(くわなまさかず)

落葉針葉樹のはなし

2022.11.08

 

 春の植物は色とりどりの花をながめて楽しむものですが、秋は花とあわせて紅葉も魅力です。
 植物が紅葉してやがて落葉するのは、寒さを乗り越えるための手段です。冬は太陽が出ている時間が短くなり、光も弱くなるので夏ほど光合成ができません。また、冷たい風もふいてきます。葉を落とすことで、寒さから身を守り冬を乗り越えるという、植物がもっている知恵です。
 落葉樹の多くは「広葉樹」とよばれる大きく葉をひろげる植物です。葉が大きくなればなるほど、風があたりやすいですし、雪もつきやすいので、冬は過ごしにくくなり、葉がないほうがいいということになります。

 「針葉樹」はほとんどが落葉せずに冬を越します。葉が細いので寒さをのりこえやすいつくりをしています。マツ、スギ、ヒノキなどがそれにあたります。正月かざりの門松が葉を落としてしまったら、さびしいかんじがしますから、マツは冬でも葉があるというのは日常生活からもよくわかりますね。

 一方、ごく一部、冬でも葉を落とす「落葉針葉樹」があります。代表的なものとしてメタセコイアがあります。メタセコイアは恐竜がいた時代よりも前から姿をかえていない「生きた化石」の1つで、化石として発掘されることもあります。中国原産で、1940年代以降に日本にも多く苗が植えられ、公園などで幅広く見ることができます。

 モミジやイチョウなど、よく名前を聞く植物の紅葉とあわせて、葉の形にも注目してみると新しい発見があるかもしれません。

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