AUG 19 2025 リンスタ三島校 【高2生向け】英語の勉強法① まずは英単語を極めよう! こんにちは。英語講師の茂神です。 今回からシリーズで、早慶やGMARCHといった難関私大を目指す高2生向けの英語勉強法をお届けします! なぜ英語から始めるべき? 大学受験では、国公立・私立や文系・理系を問わず、ほぼ全ての受験生に英語が必須です。特に文系学部では英語の配点が高い傾向にあり、言語という性質上、習得に時間がかかります。 また、学校生活や部活動で忙しい高校生にとって、全科目を同時にスタートさせるのは効率的ではありません。まずは最重要科目である英語の学習を始め、それが軌道に乗ってから他の科目を追加していくのがおすすめです。 私が担当する難関私大コースでも、この考え方に基づいたカリキュラムを推奨しています。 例えば、高2の秋から英語の基礎を固め、学習習慣がついてきた年明け頃から地歴・公民の学習を開始。そして高3になってから現代文、古文と順次科目を増やしていく、といった流れです。 では、英語学習において高2のうちにやっておきたいことは何でしょうか。それは以下の3つです。 英単語 英文法 英文解釈(精読) 今回は、全ての土台となる「①英単語」の学習法について詳しくお話しします。 1. 必要な単語数と単語帳の選び方 難関私大の入試で求められる語彙数の目安は以下の通りです。 ✅GMARCH・日東駒専レベル:約2,000~3,000語 ✅早慶上理・旧帝大レベル:約3,000~4,000語 志望校がどのレベルであっても、まずは2,000語レベルの単語帳を1冊完璧にすることを目標にしましょう。市販されている標準的な大学受験用単語帳がこれにあたります。 【標準レベルの単語帳の例】 ❏ターゲット1900 ❏システム英単語 ❏速読英単語 必修編 早慶などのトップレベルを目指す人は、これらの1冊を完璧にした後、さらにハイレベルな単語帳に進みましょう。その際におすすめなのが、長文が掲載されている単語帳です。新しい単語を覚えながら長文を読むことで、既習単語の復習と、次回以降にお話しする「精読」の良い練習にもなります。 【ハイレベルな単語帳の例】 ❏速読英単語 上級編 ❏リンガメタリカ 英単語は英文法や長文読解の基礎です。単語力がなければ、その先のステップに進むことはできません。 2. 「使える」単語の覚え方 単語学習で最も大切なのは、日本語訳の「字面」ではなく、単語が持つ「意味(イメージ)」で覚えることです。 例えば、「apple」という単語を見て、「り・ん・ご」という文字を思い浮かべる人は少ないですよね。ほとんどの人が、あの「赤くて丸い果物」そのものをイメージするはずです。そのイメージこそが「意味」なのです。 難しい単語も同じです。例えば「bewildered」という単語を「当惑させられた」という字面だけで覚えても、実際に使うことはできません。中には「当惑」という日本語自体の意味が曖昧なまま覚えている人もいます。 そうではなく、「bewildered」と見たら「どうしていいか分からず混乱している人の姿」がパッと頭に浮かぶ状態を目指しましょう。 このようにイメージで覚えることで、初めて単語を「使える」知識にできます。 そのためのコツとして、単語をグループ分けして大まかなイメージで捉える方法も有効です。 ✅形容詞なら:「プラスイメージか、マイナスイメージか」 ✅動詞なら:「人に何かを『させる』系の動詞か、『与える』系の動詞か」 など、細部にこだわりすぎず、大枠のイメージを掴むことを意識してみてください。 ▼英読解講座担当の佐藤先生が単語の覚え方のより詳しい説明をしています。是非ご覧ください! 3. おすすめの学習ペースと量 英単語の暗記は、質より量と反復です。とにかく何周も繰り返すことが記憶を定着させるカギになります。 ✅学習時間:毎日30分~1時間 ✅進め方: 1週目:1~500番 2週目:1~1000番 3週目:1~1500番 …というように、復習範囲をどんどん広げていくのがポイントです。最終的には、毎日1冊全ての単語に目を通せるようにしましょう。 「1週間で500個なんて無理!」と感じるかもしれませんが、心配いりません。市販の単語帳の最初の1,000語ほどは、ほとんどが中学や高校の授業で一度は見たことのある単語です。本格的に暗記が必要になるのは後半からなので、序盤はどんどん進めていきましょう。 記憶の定着度は、繰り返した回数に比例します。最初はうろ覚えでも、何度も何度も目にすることで、記憶は確実に強化されていきます。 今回は、英語学習の第一歩である英単語についてお話ししました。 次回は「英文法」の学習法について解説します! リンスタ三島校, 大学受験, 茂神 洋介 三島・沼津周辺で難関大を目指すなら