フルマラソン挑戦記(前編)
2022.12.13
このブログを「ぼくらの放課後」と名付けて以来、ずっと放置していました。すみません。
さて、ブログを放置して、放課後に何をしていたかと言うと、ひたすら走ってトレーニングに勤しんでいました。何のために?フルマラソン完走のために。
ここから先は、塾の教師がひょんなことからフルマラソンに挑戦するまでの軌跡を書くので、国語の話や中学入試の話は出てきませんが、悪しからず。
さかのぼることずいぶん前、あれは確か2月頃のことでした。小学6年生の授業中、「君たちが1年後の入試に立ち向かっていくのに合わせて、私も何かに挑戦してみようと思う。受験勉強はよくマラソンに喩えられるし、ハーフマラソン完走なんてどうだろう?」という私の言葉。とある生徒に「先生がハーフマラソンしか走らなかったら、私たちは第二志望までしか合格しません!」と言われたことがきっかけで一切経験がないのに生徒たちの入試までにフルマラソンを走ることになりました。当時担当していた中学2年生のクラスでその目標を宣言すると、「先生、さすがにそんな簡単には走れないですよ…」と言われたことを覚えています。
ときは流れて6月18日。私はハーフマラソンの会場にいました。
テストを受ける生徒によく言います。「焦っていつもと違うことをしてはいけないよ。まずは冷静に問題全体を眺めよう。その後、いつも通りのことをやり切ろう。」最初の1kmを走り終えた時点で足首は痛み、呼吸は乱れています。それもそのはず、私は号砲と同時に勢いよく駆け出しました。1kmあたり5分15秒という今までの練習で1回も走ったことのないスピードで走り始めたのです。
写真①なぜか笑顔で走る熊部先生
このままだとハーフマラソンすら完走できないと気づいた私は一気にペースを落とします。とてつもなく速いランナーに周回遅れにされたり、おじいさんランナーに抜かされたりと色々ありましたが、無事に完走することができました。
写真②地面に倒れ込む熊部先生
無事は嘘でした。全身が痛み、立ち上がることすらままなりません。よちよち歩きで駅まで帰ることとなりました。それでも2:09:42というまずまずのペースで完走することができました。
早速、生徒たちに報告です。
「ハーフマラソン完走したよ!これで約束は達成だね!」
「……?フルマラソン完走するんじゃなかったでしたっけ…?」
「ですよね…。頑張ります…。」
そんな簡単に許してもらえる訳もなく、ここからフルマラソンへの挑戦が始まりました。
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