桑名正和(くわなまさかず)

葉からみる植物のつくり

2022.10.25

突然ですが、同じ植物の葉で、どちらかが葉の表でどちらかが葉のうらです。
どちらが表かわかりますか。

あまり知識がなくてもなんとなくわかるのではないかと思います。
正解は左が表で右がウラです。
なぜわかりましたか。
理由はいくつかあるかもしれません。

 1つは左のほうが、緑色がこくて、右のほうが葉がしろっぽい、というものです。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
 受験勉強の世界では小学5年で葉の内部のつくりを学習します。動物も植物も、たくさんの細胞があつまって1つの生物をつくっている。植物は葉の細胞の中に多くの葉緑体がはいっていて、光が当たることで光合成をすることででんぷんを作っている。
 なので、光を多く受ける葉の表側には葉緑体をふくんだ細胞が多く集まり葉の緑色は濃くなる、ということです。勉強するときに、「葉の表側には葉緑体が多くて・・・」といった文字情報をひたすら頭にたたきこむということもあるのでしょうが、日常どこにでもはえている植物をながめればすぐにわかることです。

 葉を見分けるポイントとして、葉脈が右のほうがくっきりしているというところに気が付くひとも多くいそうです。葉脈は中に道管、師管という2種類の管があって、根からすった水と葉でできた栄養分を運ぶという役割を担っています。建物にある水道管がみえにくい裏側に設置されているのと同じように考えるとそのあたりからも正解できそうです。

 生物の世界は観察するところから始まります。花がさいていない植物は特に眺めることもなく通り過ぎそうですが、あらためてじっくり見ると、新しい発見があるかもしれません。

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