熊代大地(くましろだいち)

大流行!『アイドル』の歌詞に隠された科学!

2023.05.25

はいどーも!熊代です。

リンスタ生からの質問シリーズを続けていますが、
どうしても書きたくなってしまったのでインサートさせてもらいました。
(質問シリーズも書き終えているので、後日アップされるのでお楽しみに!)

 

そう!今回は、話題のアニメ、『推しの子』について語りたいと思います。

映画のような第一話から引き込まれてしまってドハマりです。
もう少し若いころはマンガもよく読んでいましたが最近はめっきりなので、原作マンガは読んでいませんごめんなさい。

その分、アニメの区切りに身を任せて、次に起こる展開を楽しみに視聴したいと思っています。

さて、ここで触れていきたいのは、作品の中身そのものではなく、
OPテーマとして起用されている『アイドル』という楽曲についてです。

この歌詞の中には多くの科学が盛り込まれていますから、
ここをどうしても書きたくなってしまった!というわけです。

 

もちろん学生の皆さんは、学業第一!でお願いしたいわけですが、
息抜きや遊びだってとっても重要です。

その中で、科学的に考えると整理がつく描写もたくさんありますから、
せっかくメディア化されたものに触れるのであれば、学びにも活かしていきたいですね!

 

マンガ・アニメについては、多くのことが様々なメディアでも語られているのでそちらに任せます!
そして楽曲の「音楽性」そのものについても、そちらにお任せしていきます。

そしてそして当然ではございますが、一ファンとしての妄想・考察を含みます。
実際の作詞・作曲に携わった方々の意図と一致することを保証するものではございません。
先にお詫び申し上げます。

 

 

前置きが長くなりましたが…参りましょう!

 

《どうしても語りたい楽曲の中の科学その①》
1つめは「一番星」について。

一番星というワードは、テレビサイズでは1箇所、フルサイズでは2箇所に登場します。
どちらもサビで使われていますね。

・1箇所目「金輪際現れない 一番星の生まれ変わり」
・2箇所目「弱点なんて見当たらない 一番星を宿している」

全体的にアイドル楽曲のような超高音で進行しますが、
この部分だけは比較的低い音で表現されているのが印象的ですね。

一番星というのは、当然のことですが、夜空に見える最初の星を指すものです。

皆さんは、この「一番星」が、何という天体のことかをご存知でしょうか。

広義では、「その日に最初に見える星」となりますが、
狭義…本来の意味では、一番星がどの星なのかが決まっているのです。

その日に最初に見える、ということは、
日の入り直後、あるいはその直前に見えることになるでしょう。
ですが、そのタイミングでは多くの天体は、日の光によって目視することは難しい。

しかし、そんな日の光にも負けずに、一際輝くまばゆい天体が存在します。

 

それは、「金星」です。

一番星とされるのは宵の明星(夕方に見える金星)です。
西の空に沈んでいく太陽とともに、同じ方角に少しの間だけ観測することができます。

完全に暗くなってから見える一番星は、広義の意味での星ですが、
宵の明星はその明るさや存在感が圧倒的に勝っています。

そして「金星」は英語で「Venus」。美の女神ヴィーナスです。

そんなことをまとめていくと…
・一番星は金星=ヴィーナス=美の女神
・一番星は“すぐに沈んでしまって”見ることができなくなる。
・宵の明星と呼ばれ、これから“暗くなる”ことを暗示している。
・だから輝かしい言葉にもかかわらず低い音で進行させている?

 

このたった一単語で物語の大きな部分を説明できているではありませんか!

表向きには「アイドルとしていちばん輝いて見える星のような存在」となるわけですが、
中学理科の知識を使って考えることで、どうやらたくさんの「その裏」が見えてしまうようです。

なんて素晴らしいワードの選択なのでしょうか。

この「一番星」が金星である事実を知った上で、
改めて第1話を観てみてほしい…!

 

《どうしても語りたい楽曲の中の科学その②》
2つめは「色」について。

登場人物についての詳細はいろいろありそうなので割愛していきますが…

歌詞にも頻繁に「アイ」というワードが登場します。

・キャラクターデザインとして強調されている「eye()
・「アイドル」としての「アイ」
・「自分自身」としての「アイ」
・「愛してる」の「アイ」
・主要な人物である「アイ」  

…などなど。
多くの人もこれらの解釈で一致するのではないでしょうか。

私はもう一つ、うまく隠された意味があるのではないか、と考えています。

 

それは歌詞にも登場する「アクア」と「ルビー」との関係です。
いろいろと明言は避けます(第1話を観てもらえればわかります)が…

このワードは、テレビサイズでは出てこず、
フルサイズの後半にようやく出てきます。

・「流れる汗も綺麗なアクア」
・「ルビーを隠したこの瞼」
・「歌い踊り舞う私はマリア」

アクア⇒瞼(まぶた)⇒マリアで韻を踏んでいるのも特徴的ですね。
マリアは聖母マリアのことでしょう。アイ本人を表した言葉ですね。

アクアとルビーについても、この歌詞そのものはアイ本人を表しているのだと思いますが、
当然、あの主人公たちのことを指すものでもあります。

 

さて、ここにどんな科学が潜んでいるかというと…

アクア⇒アクアマリン
ルビー⇒ルビーレッド

としてカラーコードに置き換えると、上の画像のようになります。
そして、その2つのコードの和は、なんと「アイ」をイメージさせる色合いになるのです。

アクア⇒シアン
ルビー⇒マゼンタ
と、色の三原色に寄せて表現すると以下のようになります。

和にするとコードの上限である255を超えてしまうので、
平均として算出しています。

 

すると、薄い「藍(アイ)色」のようになるのです。
※本当の濃い藍色のコードは(R0G76B113)です。

アイ色からアクア色とルビー色が誕生したことを考えると、
なんともいえない感情が溢れてきますね。

…これは歌詞というよりは、原作設定寄りの話ですね笑

 

さて、いかがだったでしょうか。

そんなことより受験生の皆さんには
「今日も嘘をつきながら」学習をしていってほしいと思います。
その嘘はもちろん、「絶対に合格する」もの。

最初は嘘でもいいんです。
この言葉がいつか本当になる日を願って、
等身大のあなた自身を愛して、

受験勉強というのは、そうやって乗り越えるものだからです。
このブログを読んだ皆さんも、またこれから一緒に頑張りましょう!

ということで、
『アイドル』というメディア作品に隠された科学でした!

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