受験後から入学までの過ごし方
2024.02.05
「気持ちの整理をし、新たなスタートへ」
みなさん、中学受験おつかれさまでした!
これまで学習してきた力を発揮することはできましたか?みなさんの頑張りが、それぞれの結果に繋がったことでしょう。どのような結果も、みなさん自身が取り組んだことによって得られた大きな財産です。まずは自分自身の頑張りを認めてあげましょう。
また、受験の終わりは、次の目標への新たなスタートです。入学後のイメージをしてみましょう。皆さんの活躍はここからまた始まるのです。
今回は新たなスタートに向けて、入学までどのように過ごすべきかご紹介していきます。
保護者のみなさまも是非、ご一読ください。
「入学までの流れ」
合格した学校へ入学するためには、「入学手続き」が必要になります。保護者の方と一緒に漏れのないように確認しましょう。手続き方法は学校により異なりますので、学校まで足を運ぶ必要があるのか、インターネット手続きでよいのかなど、よく確認して間違えのないようにしてください。
また、地元の公立中学に進学しないという意思を示すための手続きも必要です。こちらは入学通知書が送られてきましたら、何が必要か自治体に確認してください。
入学手続きが済むと、学校から資料が送られてきます。学校へ足を運んで手続きをした方は、その際に配布されることもあります。入学説明会や登校日、制服採寸など日程が決まっているものがありますので、資料をよく確認しておきましょう。入学説明会では、不明点など質問できるようあらかじめ資料に目を通しておきましょう。特に、必要な費用についてはわからない点がないようにしておくと良いでしょう。
「受験後の過ごし方について」
受験が終了した後は、生活リズムが崩れてしまうことが少なくありません。受験勉強で我慢してきた分、好きなことをやりたくなるのは当然のことです。まずは頑張ってきた自分自身を認め、これまで我慢してきた趣味にも心置きなく時間を使いましょう。しかしあまりに生活習慣を崩しすぎてしまうと、入学後の学校生活にも影響しますので、ゆっくり過ごすのは1週間程度にしておくとよいです。その後、これまでの生活習慣や学習リズムをベースに入学の準備をしていきましょう。今後の中学生活をより良いものにするためには、よい学習習慣を確立することがとても大切です。
「入学後の学習に向けて」
これまでの小学校での学習では、中学受験の学習をしていた分、授業が比較的簡単だったり、他の子たちよりもテストの点数がよかったりしませんでしたか?
でも、みなさんが入学する学校に集まる生徒はみなさんと同じように受験を勝ち抜いてきた人たちだけです。4月からは、自分と同じくらいの成績の人たちと一斉に学習し始めることになります。マラソンでいえば、「よーい、ドン!」の合図でみんな一斉にスタートするような状況と似ています。入学後に一度低い成績を取ってしまうと挽回するのがなかなか難しくなってきます。とくに英語や数学などは、中学から難易度やスピードが一気に上がるため注意が必要です。基礎から積み上げていく必要があることも途中で躓きやすい要因になっているようです。
こういったことをふまえて、入学後の学習がスタートする前に、英語や数学などは先取りして準備を始めるようにしましょう。中学受験の学習では、「復習」に重点を置いて取り組んできましたが、スピードも速く、難易度も上がる中学からの学習においては、「予習」が大切です。あらかじめ学習単元に取り組み、分かる部分と分からない部分を明確に分け、授業でよく聞く必要がある部分を決めておくことで、学習効率が上がっていきます。受験後から春休みにかけての期間は、入学後の学習に向けて、これまでの学習スタイルから変えていく絶好の機会です。ぜひ意識して取り組んでみましょう。
みなさんの力でつかみ取った中学校。そして、そこで始まる新しい学校生活。たくさんの期待とちょっぴりの不安。ぜひみなさんにはより良い中学生活のスタートを切って欲しいと思っています。今回のお話をきっかけに、より良い方法を考えてみてください。新たなスタートがうまくいくことを心から願っています!
- 小学生
- グループ指導
- 個別指導