EIKOH LiNKSTUDY

中学受験のための勉強小6からでは遅い!?【後編 私立中受験の場合】

2023.04.06

A…私立中もその中学校によります。

前編の記事では主に公立(国立含む)中学校受験について述べましたが、後編では私立中受験に焦点を当てます。

私立中の入試問題では「小学校指導要領の範囲を超えて出題される」ことが主になる、ということは前編の記事でも記した通りです。ただし、すべての私立中学校において、また、すべての試験科目のすべての出題が小学校指導用要領の範囲外から行われる訳ではありません。中学校が公開している資料内で「小学校で学習した」範囲に収まる出題が行われる旨が明記されているケースもあります。

入試での出題内容については各中学校が公開しているホームページや募集要項などの資料内で言及されることもありますし、説明会の場で初めて資料付きで詳しく説明されることもあります。(近年は感染症流行下ということもありオンラインでの説明会実施が多くなっています。中学校現地に赴かずともその学校の情報をじかに収集できるようになった点は、とても便利になったと感じられます)

私立中の場合は中学校ごとに出題内容も方針もバラバラであるがために、出題傾向や難易度は公立中学校と比べて明らかに多種多様になります。少し調べるだけでは、その中学校の入学試験において合格するための対策学習に必要な学習量や学習内容、時間がどれくらい必要になるのか想像がつかない、と感じられることでしょう。

中学受験に限りませんが、目標(ここでは志望する中学校の合格)から逆算して必要な学習量や学習内容を割り出すことで、充てるべき時間がどれくらい必要なのか見えてきます。特に、お子さまが初めて中学受験に臨まれる予定のご家庭ではこの点が不明と感じられやすいので、漠然と「小6からの受験勉強では残り時間が少ない」と感じられるのではないでしょうか。

A…出題傾向や倍率などの情報を多く持っている塾にご相談ください

しかし、明確な根拠がないまま小6からの受験勉強を「遅い」といって断念したり、受験科目を減らそうとしたりすることは早計といえます。私立中は中学校ごとの出題傾向や倍率をはじめとする実績データがバラバラであるためよく分析して判断する必要があります。これを得意とするのはやはり情報や知識を持っている進学塾です。お早めにご相談なさることをお勧めします。(時期が進むとその年度の小6受験生の受け入れや相談を停止する塾も少なくありません。この点は注意が必要です。)

また、近年広がりを見せているオンライン学習塾(オンライン家庭教師含む)の中には、入塾後には出願校設定や模擬試験の受験に関する助言や指導が十分に行われず、もっぱら授業のみが提供されるケースもあるようです。小6時からの受験勉強では、決して長くはない「残り時間」を念頭に置いたうえでの効率的な学習はもちろんですが、模擬試験での成績動向の分析、適切な志望校の選択が特に不可欠です。入塾当初だけではなく、入塾後にもこのような助言や指導を受けることができるかどうかは、塾選びでの重要なポイントといえます。

【前編 公立中受験の場合】はこちら

  • 小学生
  • グループ指導
  • 個別指導

イベント・コラム・ブログ一覧へ

お問い合わせ

受験や学習に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。
各種オンライン説明会も実施中です。

お電話でのお問い合わせ

0120-122-853
月~土 11:00~19:00