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わが子を伸ばす やる気アップの一言

2023.01.27

「やればできるんだけど、やらない。」
「やるまでに時間がかかる。」
「やらされて仕方がなくやっている。」

そんなとき、お子さまをやる気にさせる魔法の「一言」があればいいのですが、お子さまの個性はそれぞれ。環境もそれぞれ。誰にでも効果抜群の「たった一言」というのは、残念ながらないかもしれません。

そこで今回は、「やる気アップにつながる声のかけ方の工夫」をご紹介します。
声のかけ方を少し意識するだけで、お子さまのやる気バロメーター0が100になる可能性は大いにあります。

そのやる気アップのための声がけポイントとは…
いつ・どこで・だれが・何を ほめるのか」です。

◆「いつ」ほめる?
お子さまをほめるシチュエーションを想像してみてください。
いつほめていますか?
・成績が上がったとき
・賞をもらったり、検定に合格したりしたとき
・試合に勝ったとき

「何かうまくいったとき」が多いのではないでしょうか。
もちろん、成果が目に見えたとき「すごい!」「えらい!」「がんばった!」などと
ほめる言葉が出てくるのは当然です。

ただ、お子さまが壁にぶち当たったとき、自信を失いかけているとき、
物事がうまくいかないときも、ほめるタイミングです。

過去の成果・がんばりを思い出してもらうために
「この前のテスト前勉強、とっても集中していたね。」
「前回の検定試験前、自分で計画を立ててがんばっていたね。」
「先週の試合のときのドリブルすごかったね。」
など過去の成功を思い起こさせる声がけも効果があります。

◆「どこで」ほめる?
お子さまをほめているシチュエーションを再び想像してみてください。
どこでほめていますか?
お子さまと2人のとき、家族がいるとき、他の友だちがいるときなど、様々な場面があるでしょう。ほめたいと思ったとき、その場でほめるのが1番お子さまに伝わりやすいのは確かです。

ただ、たまに
家の中でこっそり呼んで、ほめる(特別感の演出!)
みんなの前でほめる(自尊心をくすぐる!)
を試してみてください。
いつもと違う状況でほめられることが、やる気センサーに触れることもあります。

◆「だれが」ほめる?
やる気を引き出すために声をかけるのは「私(親)」の役割だと思い込んでいませんか?
親からの言葉が響くこともあれば、他の人からの言葉が響くこともあります。尊敬している人からの言葉が心に突き刺さるのか、はたまたライバル視している兄弟姉妹や友人からの言葉が刺激になるのか、それは状況やタイミングによって異なります

だからこそ、みんなでほめてみませんか
家族(お父さんお母さん、おじいさんおばあさん、兄弟姉妹)、友人、学校や習い事の先生など、まわりのみんなでやる気を引き出せばよいのです。

お子さまをほめるとき、第3者から伝えてもらうことも効果があります
「〇〇さんが…ってほめていたよ。すごいね。」は、一度に2人からほめられたことになります。

◆「何を」ほめる?
では、具体的に何をほめたら良いのでしょうか?
学校から課される漢字・計算・英単語などはほめポイントがたくさんあります。「日々」するものだからこそ、「変化」がわかりやすく、「行動」に落とし込みやすいのです。

変化をほめる
「昨日より、計算するスピードが上がったね。」
「難しい英単語を勉強するようになったんだね。」
「今日は夕飯前に、集中して取り組めているね。」
などちょっとしたことでも十分です。魔法の表現をあえて拾い出すとしたら「~より、~ようになった」「~れた(られた)変化や可能の表現です。

他にも、「あれ、数字が読みやすくなったね。」「ノートの使い方、うまくなったね。」など
お子さまが気づいていないことをほめたり、「計算スピードがはやくなったね。」「すらすら音読できるようになったね。」などお子さまが意識してがんばっていることをほめたりするのも効果抜群です。

行動をほめる
テストで100点だった、学校で表彰された、試合に勝ったなど、成果を認めてもらうのはもちろん嬉しいですが、「行動をほめる」ことが、その行動を習慣化する鍵となっています。
「きのうより、早めに終わらせられたね。」
「聞く前に自分で調べたんだね。」
「夕飯前に取りかかれたね。」

日々のちょっとしたことで構いません。
お子さまの行動の変化
事実としてお子さまに伝える
事実に驚きや感動があったときは、その気持ちを伝える
ことがポイントです。

「気づいてくれている!見てもらっている!」その安心感がやる気を引き出します。
そのためには、「変化」に気づく「観察の眼」が必要です。そしてその「眼」は親のものだけでなくても良いのです。兄弟姉妹に、おじいさんおばあさん、学校や習い事の先生、まわりのみんなでお子さまのやる気を引き出しましょう。やる気バロメータ―の針がいつ動き出すかは、状況・タイミングによるものも多いです。そのために、様々な「とき(いつ)」「場(どこで)」「人(だれが)」「こと(何)」でほめることが、やる気アップにつながります。

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