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【教育コラム】2022年 公立中高一貫受検概況(東京)

2022.06.14

2022年は東京西部で人気!? 
今回は今年の公立中高一貫校受検について、LiNKSTUDYの公立中高一貫の担当の教師に話を聞いてみます。

Q:まずは合格倍率からわかる今年の傾向について教えてください。

全体としての倍率は昨年の4.87倍から少し下回り4.4倍でした。ただし、手放しでは喜べないのは、今年に関しては、両国高等学校附属中学校と大泉高等学校附属中学校の両校が『高等学校附属中学校(高校からの受検可能)』から『中等教育学校(高校からの受検不可)』への変更に伴い、全体の募集人員が80名増えたという背景があります。ですから、募集人数が増えた学校以外では、大きな変化がないと捉える必要があります。

学校単位で見ますと、倍率が上がった学校もあります。東京西部に位置する立川国際中等教育中学校、三鷹中等教育中学校や武蔵高等学校附属中学校などです。新型コロナによる社会生活の変化や地域の学習に対する指向の変化を考えると、東京西部において公立中高一貫校を目指す受検生は今後も増えるのではないでしょうか。

一方、都心部の学校では倍率が下がっている傾向も見受けられました。しかし、見誤ってはならないのは倍率が下がったからと言って、合格しやすくなったということではないという点です。都心部は偏差値が高い学校が集中している部分もあることから、お子さまの学力に応じて適切な学校を受検される方が増えているということがいえます。つまり、公立中高一貫校受検開始当初に見られた受検勉強をしていないけれど、『ダメもとで受けて、受かったらラッキー』というような軽い気持ちの受検が少なくなり、適性検査の対策をしっかり行い、偏差値等を見極めて受検をされる方が多くなっているということが言えます。

2022年度の問題傾向は、理系色が強まった!?
公立中高一貫校合格に向けて、多くの受検生の皆さまが、塾などで専門家からの指導を受けているということですね。では、

 Q今年の問題は例年に比べてどうだったのでしょうか。

共同作成問題で特筆すべき点は適性検査Ⅱの出題割合の変化です。算数の問題量が増加傾向にあり、その難易度もあがってきています。つまり、理系教科に強い受検生を求めているということが伺えます。一方、適性検査Ⅰでは『あなたはこれからの6年間をどのように過ごしたいか』という作文が課されました。こちらに関しては例年と大きな変化はありませんが、保護者の皆さまのご意向だけで受検を進めてきた受検生や、将来のビジョンを持てていない受検生の皆さまにとっては、書きにくい作文であったと考えられます。LiNKSTUDYにて受検対策を行ってきた受検生の皆さまに作文の感想を確認すると、一様に『時間内に書ききれた』との声が聞かれたので、受検に向けて対策を行い取り組んできた受検生の皆さまにとっては、書きやすい内容だったといえます。

合否のカギを握るのは時間配分!?

Q 2022年の問題の難易度はどうだったのでしょうか。

適性検査Ⅱの問題の難易度に関しては例年と比べて難しくなっています。例えば、大問1の初めの問題で非常に難しい問題が出題されたため、その問題にこだわり過ぎた結果、後半部分で時間がなくなってしまったという受検生の皆さまは多いのではないかと考えられます。ただでさえ、適性検査は問題文が会話文となっていたり、複数の資料を読み解いたりしなければならず、一つの問題を解くに当たって非常に時間がかかります。それに加えて難しい問題に時間を使いすぎると、本当は解けた問題を空欄で出すことも起こりえます。時間配分が勝敗を分けるといっても過言ではないでしょう。LiNKSTUDYの受検生の皆さまは、その点に関してはクリア出来ているお子さまが多くいらっしゃいました。それは普段の授業でも問題の優先順位を意識させていたからです。適性検査は満点を取る必要がないため、『捨て問(解かなくても良い問題)』が存在します。どのような問題が『捨て問』に該当するのか、様々な分野で指導をしていたため、はじめの難しい問題をうまく飛ばすことが出来たのです。

合格する受験生はやっていること!!
適性検査を攻略するには、知識や理解度だけではなく、経験値も問われることがわかりました。

Q どのような受検生が合格するのでしょうか。

公立中高一貫校の適性検査は倍率が高い受検です。その中でも合格をするのは、『絶対合格する!!』と自信を持って入試当日を迎えられるお子さまです。そして、どんなお子さまが自信を持って受検に臨めるのかというと、正しいやり方で、適性検査対策の勉強をしっかりと行ってきた方です。公立中高一貫校の適性検査の問題は、一般の私立の中学校の受験と違い、長文を読み取ったうえで「自分の意見」や「作文」を書かせたり、答えだけなく「考え方」や「説明」を書かせたりします。過去問題集を解いてみると、結果を出すことができるのは、普段の学習から、「知識の詰め込み」「短期記憶」の学習をせずに、間違えた問題はしっかりと解き直しまで行って、理解してから先に進むような、水準の高い学習を積み重ねてきたお子さまです。

このように過去問題集で結果を出すためには、正しいやり方での学習が不可欠であり、これが当日の自信に繋がります。LiNKSTUDYの授業では、お子さま1人ひとりとお話をして、とにかく学習の質を上げることに取り組んでいます。受検を終えたお子さまに「何を学んだことが受検に役に立ったか」を尋ねると、皆さん「正しい勉強のやり方が身についたこと」とおっしゃいます。

一方、作文指導に関しても、LiNKSTUDYならではの取り組みでご好評をいただいています。課題はすべてオンライン上でアプリを用いて、写真に撮りご提出いただきます。同様にご提出いただいた作文を、生徒の皆さまの同意を得て1つにまとめ、添削内容を全員で共有しています。今までは、自分が書いた作文しか添削を受けることはできませんでしたが、この方法を取ることによって、ほかの生徒の皆さまの添削結果が閲覧でき、ライバルの数だけ学びが得られ、この取り組みを通して作文の表現力にも広がりが出てきました。

最後に、公立中高一貫校だけを志望していたとしても、ほかの私立中学校の受験を事前に経験することも重要です。小学校6年生のお子さまが将来をかけて、受検する姿を想像してください。大人でもテストや検査と名の付くものに対しては緊張を覚えますが、お子さまたちはそれ以上の重圧と戦うことになるのです。その時に、今までに同じような経験をしたことがある、同じようなテストを受けて合格したという経験があると、大きな自信に繋がります。
ここ数年私立の中学校でも適性検査型の入試を実施している学校が増えてきています。受検生の皆さまが自信をもって第一志望校の検査に臨めるよう、LiNKSTUDYでは1人ひとりにあった中学校の受検を個別面談にてご相談を差し上げております。

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